綿ニットワンピースの首元についたシミ。
何かの赤い染料でしょうか?
何のシミかわからない場合。
こういったシミは、着用した状況などを考え、シミの種類を想像し使用する薬品のターゲットを絞っていきます。
こちらの写真のシミは多分?
肩掛けカバンなどの紐から色移りしたものではないかなぁ?
綿素材の場合、元々生地自体に染めてある色も非常に抜けやすいため慎重な作業が必要です
薬剤を調合し染み抜きを開始、、、、ビンゴ!
綺麗に除去することができました(^^♪
肩掛けの紐が革でできているものなどは湿度と温度の高い日(夏の雨の日など)注意が必要です。
カラっと晴れていた日では大丈夫でも、湿度と温度が高い時はまれに染料が移染するという事故が発生します!
こういった現象は、皮革製品が湿度の高い日に水分を吸い込み気温の上昇により染色堅牢度が下がることにより発生します。
そんな状態で肩などの摩擦の強い部分に繰り返し生地が触れることにより色移りが発生してしまうということです!
こういった現象は同様にベルトなどでも起るんですね~
雨の日や汗をかいた日に、ワイシャツの後ろ腰部分に謎の黒い線のようだシミがついたことがある方もいるはず!
これは新しい革ベルトを使った日などに時々起こるような移染の事故です。もちろんこういったシミも除去可能ですよ。
以上、読んでいただきありがとうございました。